Java(oracle) データ型
今回は、Javaのデータ型になります。 Javaで定義されている主要なデータ型には、9種類あります。 大まかに5種類に分類され、整数・小数・真偽値・文字・文字列のデータが入れられます。
1.整数
整数型には、byte short int long という種類があります。
byte :
とても小さな整数(-128~127)
short : 小さな小数(-32768~32767)
int : 普通の整数(±約21億)
long : 大きな整数(±約900京)
intとlongは桁数が多いので割愛します。整数は正負両方向の数が扱え、0が入る分正の方向が1少なくなっています。
2.小数
PC内部で浮動小数点という形式で管理しており、浮動小数点型ともいわれます。
floatは代入する値の末尾にf(またはF)をつけて型を決定します。
float
double
また、この型は小数点以下で誤差が出る(切り捨て・四捨五入などされる)事があるので、給与やその他金銭の計算などに使ってはいけません。
3.真偽値
boolean : true(真)/ false(偽)
この型は、計算・成否などの判定結果を返します。パスワードの入力が正しければ真(true)、間違っていれば偽(false)を変数にいれて返し、ログインの成否を判定する、などという使われ方をします。
4.文字
char :半角/全角を問わず1文字
この型は、1文字だけ入れる事ができます。性別・干支などを入れておく目的で使われます。
5.文字列
String : 文字列
この型は文字列(名前や住所など)を入れておくことができます。
以下、各型の変数の宣言例です。
確認ですが、型の宣言と変数の宣言の間には半角スペースが入ります。
byte shoes;//靴(何足か)の数 short age;//年齢 int price;//(物の)値段 long population;//人口 float quantity;//(物の)量 double pi;//円周率 char initial//頭文字 String street_address;//住所
今回は以上となります。
Java(oracle) 変数宣言
今回は基本構文:変数宣言です。
Javaでは 型 変数名; という形式で変数を宣言します。
型と変数名の間には半角スペースが入ります。
変数はデータを格納しておくもので、よく「箱」に例えられます。各プログラミング言語によって記述方法などの仕様は異なりますが、数値・文字(文字列)・真偽値が入れられます。 たとえば、下記のようなものです。
public class Main{ public static void main(String[] args){ int num; num = 10; System.out.println(num); } }
int型の変数numを変数宣言し、10の数値を入れた後コンソールにnumを出力しています。 また、宣言は
int num = 10;
のように、宣言から値の代入までを済ませる事もできます。 また、= の記号は、算数・数学だと左辺と右辺は演算される前後をつなぐものですが、プログラミングにおいては代入の意味も持ちます。先のコードの場合、代入の判定がされています。
Java(oracle) ソースファイルの作り方
今回は、ソースファイルの作り方からです。
- ファイル → 新規
- [Javaプロジェクト]を作成
- プロジェクトの中にパッケージ
- パッケージの中にクラスを作成
の手順です。プロジェクト名・パッケージ名・クラスファイル名は、初めなので自分が管理できるものであれば任意ですが、英語で意味の通じるものにしておく方が好ましいでしょう。
実際の仕事においては、複数人で管理するため取り決めに沿う事が望ましいです。
Java(oracle)のソースコード基本構造
こんにちは。始まって早速ですが、下記のコードをご覧下さい。
これは、Hello World ともう一文を出力するだけの簡単なプログラムです。
この後少しずつ解説しますが、以下はMainのクラスファイルです。
実際に動かしてみる場合は先頭のpublic~最後尾の } までコピーして実行して下さい。
Javaはメインクラスの場合[①クラスブロック]の中に、[②メソッドブロック]が入って成り立っています。(//の後はコメントです。)
ブロックは { } が一対で1つの範囲とみなされます。誤字脱字や波カッコの閉じ忘れで、初心者はSyntax Error(構文エラー)をよく出すので、プログラムが動かなかったら必ず見直しましょう。
public class Main(){//①クラスブロック public static void main(String[] args){//②メソッドブロック System.out.println("Hello World"); System.out.println("ダブルクォーテーションの中の文章がコンソールに出力されます"); } }
Mainメソッドまでのブロック構成はJavaの記述ルールであり、定型です。
また、System.out.printlnも定型文のようなものですが、これはコンソールに文字を出力するものです。
並んでいる単語にもそれぞれ意味がありますが、後回しとします。
Java(oracle)の基礎知識
今日から、自身の復習も兼ねてJava(oracle)SE8についての記事を投稿していきます。
Java(oracle)は静的型付け言語であり、型を決め変数を宣言します。Javaで開発をする際、大まかに以下の流れがあります。
実際に仕事として行う際は、システムの設計などもありますが、
初めは言及しません(というより今の僕にはできません)。
◇ソースコードの作成
作成にはテキストエディタ、統合開発環境(IDE)を使います。
基本的に僕はEclipse(ver.4.9)という統合開発環境を使っていきます。JDKというもの単体ではコンパイルと実行が別なので二度手間になってしまうからです。Eclipseの中では、ソースコードの保存とコンパイルが同時に行われるように作られているのでそちらの方が楽でしょう。
人が扱える標準言語(英語など)で書かれたプログラムをソースコードといいます。javaのプログラムファイルを保存する際は、.java という拡張子をつけるように決められています。
◇コンパイル
ソースコードを書いたら、次はコンパイルという作業です。先述の通り、
JDK*1 は、ソースコードをバイトコードで書かれたクラスファイルに変換します。バイトコードは、1と0が大量に並んだものです。
基本的にはパソコンなどが理解できる形にされたもので、人間には読めないものでしょう。(僕には読めません)
JDKでコンパイルをする場合、javac [ファイル名] というコマンドを使います。
先述の通り、コマンドを都度実行する行程を省くため、僕はEclipseを使っています。
◇実行
先の行程でバイトコードを作ったら、今度はインタプリタと呼ばれるソフトウェアでバイトコードの変換・実行をします。
Javaの場合、インタプリタはJava Virtual Machine(JVM)という仕組みがあり、それによってマシン語に翻訳をしてからCPUに送り、順次処理を実行させます。
粗々ですが、上記のようなイメージになります。
推敲して書き足し・間違いの訂正は順次していきます。今回はここまで、失礼します。